世界陸上が盛り上がっていますね。200m走ボルト選手vsガトリン選手はすごいドキドキしました。
ボルト選手にしてもガトリン選手にしても、中盤から後半にかけてはすいすいと自然に前に進んでいきますよね。力が入っているところはしっかりと入っていて、力が入っていないところは力みがないような筋肉の使い方・走り方をします。
また、長距離ランナーにしてもやはり同じことが言えます。
走りの理想を追求していくと、どこにも力みがない走り=筋肉を使っていないような走りとも言われます。
特に短距離選手のゴール後の脱力感での走り方がまさしくそうですね。しかも、そんな状態ですら走り方がかっこいい、そして、速いのです。
こんな動きが生まれるには、身体の機能を正しく使う走り=正しい走り方ができているから。
身体の機能を正しく使うということはどういうことかというと、身体の止まるべきところで止まり、動くべきところが動くということですね。
人間の関節はどの方向に動けるかという可動方向や可動域が決まっています。トップ選手はこれがしっかりとそして、自然にできているのですね。
逆に考えてみると、思うように速く走れない選手や故障などを抱えている選手は、止まるべき筋肉や関節がぐらついたり、動かなくてはいけないところが硬くなって動いていないということも考えられるのです。
それらを、改善するトレーニングとして、じつは体幹トレーニングが有効なのです。
一通りの基礎メニューを行うとわかると思いますが、走り方がぐらついていたりする選手はこれですぐにわかります。
例えば、フロントブリッジというメニュー。
プランクという言い方をするとトレーナーの方もいますが、どちらでもオーケーです。
このフロントブリッジを行い時間がたつほど、バランスが悪い選手は、左右どちらかにねじれていきます。
こんな感じです。
それは、一方の筋肉で支えられずに片方の筋肉で支えようとするから。
実際に、走っていく中で疲れてくると《無意識》に使いやすい筋肉・強い筋肉側に頼ります。
そんな状態で、走り続けたら身体がどうなっていくかはもう、一目瞭然ですよね。バランスが崩れるということはそれだけ、パワーロスにもつながりますし、ケガにもつながる可能性が出てきます。
また、後半走りが伸びない原因なんかも実は、ここにあったりします。
そんな、悩みを解消するのが体幹トレーニングで、それらを改善できる可能性を秘めています。
また、自分で自在に身体をコントロールする身体を手に入れることも可能なので、是非、走りが速くなりたいと思う方は、体幹トレーニングにチャレンジしていただきたいと思います。
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