人間は脊椎動物なので、体幹(背骨)をうまくコントロールできるはずなのですが、日常生活の中で体幹を使う機会が少なくなると、 手足のみを使ってしまいがちになり、体幹の使い方を忘れがちになってしまいます。
今はスマホやタブレットの普及で全く体幹が使わなくなり手がメインになっています。
完全に退化の方向に向かっています。
体幹を使って体を思い存分に使えるようになると、動きの幅が出ます。いろんなスポーツにも即対応できるようになりますよ。
そんな、世の中に負けないように、今回はバランスボールを使った子供向けの体幹トレーニングを紹介していきたいと思います。
体幹トレーニングで使用するバランスボールがもたらす効果とは?
バランスボールは1963年にイタリアで生まれ、日本で一般的に使われるようになったのは2001年以降で、サッカー選手の中田英寿選手がトレーニングに使用していてテレビで紹介されことがブームのきっかけと言われています。
バランスボールはもとももと、エクササイズボールとも呼ばれていました。はじめはリハビリ用に作られていたんですよね。
今では一般家庭からスポーツ選手のトレーニングまで幅広く使われるようになりました。
現代のサッカー界では、バランスボールを使用してプレハブという運動を行っていることでも有名ですね。
それでは、具体的にバランスボールがもたらす効果について紹介していきます。
・インナーマッスルを鍛え、姿勢を整える
バランスボールでは普段は意識して使うことができない体幹を中心としたインナーマッスルを鍛えることができます。
インナーマッスルは体のバランス調整や姿勢を整える際に必要な筋肉で、インナーマッスルを鍛えることで姿勢が整ってきます。
バランスボールにしっかりと座るためには整った姿勢でないと難しいため、姿勢をよくしたいと考えていたりしたら最適なアイテムになります。
・疲労回復や柔軟性の向上につながる
バランスボールを使うことで、血行を良くし疲労回復にも効果的です。また、普段は動かさないような筋肉も動かしたりすることで、柔軟性の向上が見込めます。学校での机は血行が悪くなりがちですが、バランスボールでは全身の筋肉を自然と使うことになるため、血の巡りを良くしてくれます。また姿勢を良くしてくれることからも、肩こりや腰痛になりにくい体質になります。
・バランス能力の向上
バランスボールでのトレーニングによって特に、バランスを崩した状態からうまくリカバリー(回復・修繕)させる能力であったり、体幹を安定させる体幹保持力を向上させることができます。
以外と、このバランスが取りにくかったりするんですよね。
バランス能力が向上することによって、他の運動能力にもいい効果をもたらせてくれます。
・ダイエット効果がある
子供にはあまり関係ない?お話になってしまいますが、インナーマッスルを鍛えることで、基礎代謝を上げることができます。基礎代謝が上がると体脂肪が燃焼しやすくなるので、よりダイエットに適した体になります。
注意点としては、消費カロリーは高くありませんので、体重が減る可能性は低いです。ダイエット向きの体になる効果であって、やせるダイエット効果ではないことを覚えておきましょう。ウエストのシェイプアップなど、体重を変化させるのではなく見た目を整えるダイエットとしての効果はあります。
体重を減らしたい時には、バランスボールと通常のダイエットを組み合わせると効果的です。
それでは、次のページからバランスボールを使ったトレーニングの方法についてになります。
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