体幹トレーニングで身体などを引き締めることも重要ですが、スポーツのパフォーマンスを上げたり疲れにくい身体を作ったりするためには、身体の柔らかさも大切な要素です。
これは、また別の話になってしまいますが、全身の血行をよくすることができれば、脂肪燃焼にも効果的です。
今回は野球の投球動作を向上改善させる、投球動作に必要な体幹を鍛えながら股関節の動きと連動をよくするトレーニングをご紹介します。
その前に、なぜ、股関節が大切なのかというところについて、お話ししたいと思います。
股関節をトレーニングする意味は?
股関節は、人の体の中で最も大きな関節ですね。
体の中心で上半身と下半身をつないでいる部分で、さまざまな運動でパワーの伝達をする役割を担っている場所でもあります。
例えば、野球のピッチング動作です。
投球するときは、まず、前に足を出し、下半身で踏ん張ります。
そこで生まれる、下半身のパワーを上半身に伝えていって腕を勢い良く振るという動作になっていきます。
股関節は、この時の下半身で作ったパワーを上半身に伝える超重要な役割をしているわけです。
そして、この股関節を動かしている筋肉は以下のとおりです。
腸腰筋
大腿四頭筋
大臀筋
などの股関節周辺にある筋肉になります。
これらの筋肉が弱くなると、体の視点がぐらついてしまい、パワーが伝達されずに体幹がバランスを崩し、体のあちらこちらに負担をかけたり、動き自体が悪くなったりしてしまうのです。
股関節をトレーニングするということは、体幹を安定させることにつながり、
・運動能力の向上
・姿勢の崩れ
・怪我の予防
などさまざまな効果が生まれてきます。
さて、次のページでは、投球動作に必要な体幹を鍛えながら股関節の動きと連動をよくするトレーニングメニューの紹介になります。
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