今回は野球に使える小学生のための体幹トレーニングについてです。
子供は大人に比べて飽きっぽく、集中力が長時間持続しないものです。しかも体が小さいので筋力にもそこまで負荷はかけれません。
学年や年齢にもよりますが、集中できたとしても20分から30分くらいですよね。
ですから、コーチや指導者の方はメニューはできるだけ多くの種類を知り、飽きやマンネリといった子供の退屈な気持ちを抑える出させないことが大切です。できるだけ多くのトレーニングメニューを知り活用してください。
そして、トレーニングだけで、何時間もの練習は集中力が持続できません。
同じトレーニングを行うにしても、ゲームや競争を取り入れるなどしてゲーム感覚で練習することで、子供は楽しく集中して練習するようになりますよ。
ただ、1番のポイントは選手がいかに自分のために取り組めるかがですね。
自宅でもできる、トレーニングメニューなので、覚えて実践できるといいとおもいます。
野球に使える小学生のための体幹トレーニングの方法とメニュー
では、野球に使える小学生のための体幹トレーニングを紹介していきます。
体幹トレーニングの効果についてや小学生体幹の基礎編については下のリンク先に書いてありますので是非そちらを参考にしてみてください。
・小学生・低学年やトレーニング初心者にもできる体幹トレーニングの方法や効果
これから紹介する体幹トレーニングのメニューは、野球で多く使われる腕と足の根っこであります、肩胛骨と股関節のトレーニングにもなります。
肩甲骨と股関節(骨盤)は体幹でつながっており、その部分の柔軟性や筋力で肩甲骨と股関節の可動範囲は大きく変わります。
そして、股関節と肩甲骨の可動範囲が広くこの2つがうまく連動することができれば、走ることも投げるスピードもバットを振るスピードなども自然に早くなっていくのです。
日本ハムファイターズの大谷翔平選手が、投げるボールスピードが早い理由は、特に股関節と肩胛骨の可動範囲が広く連動の効率がいいからと、テレビの検証でもやっていました。
体幹トレーニング 初級編 ハイハイ
小学生でもできる体幹トレーニングメニューです。
簡単にまっすぐだけのハイハイでもOKなんですが、この動画では色々な動作もプラスされます。
手や足を上げ目標物に対してタッチをすることで体幹トレーニングのロータリーというトレーニングの動きに近くなります。
体幹トレーニング 中級編 ハイハイ
このハイハイは、四つんばいで移動するハイハイなんですが、膝を上げて行います。
体を大きく使うフォームで行うことで、骨盤と肩胛骨の連動性を身に付けることができますよ。
1、四つんばいの状態になります。
2、どちらかの手を大きく出し、同じ方向の足で地面を蹴り膝を出した手に近づけるように大きく踏み込む。
3、逆側も同じように行い、体の片側を交互にうごかしてできるだけ低い姿勢のまま進みましょう。
股関節と腕の連動性を高める体幹トレーニング
《方法》
1、足をしっかりと広げます。
2、後ろに体重を乗せながら、左足の後ろに左手を地面につけます。
3、次に右足の後ろに右手をつけ完全に体重を後ろにあずけます。
4、右手と右足の力で前に重心を移動して前に手をつけるようにします。
5、1〜4を連続して5回行う。
6、続けて、反対回りを行います。
今回の動画の回数は5回ずつですが、10回でもOKです。
大切なポイントとしては、投球動作の連動下半身での蹴り方をイメージするように、ぐるっと体を回し、4の体勢になったときに、足→手の順番でしっかり足で踏ん張って手は補助的な役割になるように意識することです。
最初は、上半身で持って行ってしまいがちですが回数を重ね慣れてくると、足から行くようになってきますし、リズムよくこなせるようになっていきます。
やってみると、結構きついのですが、これを行うことで、柔軟性も身につきます。
また、これをどれだけできるかというふうに競争させることもおこなっていいかもしれません。ただ、しっかり足を広げないと意味がなくなってしまいますので、それには注意が必要です。
さて、次のページではスパイダーやワニ歩きの体幹トレーニングについて紹介していきます。
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