お腹に力を入れるとか、お腹を締めるとか指導者がなどが良く発する言葉なんですよね。
お腹と言っていて外回りの腹筋をイメージすると思いますが実は指導者が言うお腹の意味はじつは違くて、もっと奥の筋肉である腹横筋のことを表現しています。実は、私も勘違いしていたんですが・・・
腹横筋を使わないといけなかったんです。
腹横筋(ふくおうきん)とは、全ての動作のスタートに使われるべき筋肉なんです。
立つときも、歩くときも走るときもジャンプするときも、全て使われなくてはいけないんです。
この腹横筋をしっかりと使うことができれば、骨盤を安定させることができ、足や体幹部、肩などの筋肉が効率的にパワーを発揮でき、なおかつ、腰痛や猫背からくる肩・肘・手首のなどの怪我の予防ができるかもしれません。
今回紹介する「ドローイン」とは、この腹横筋に力を入れるためのトレーニングで、体幹トレーニングの基本になるのですが、全ての動作の基本にもなるので絶対に覚えなくてはいけません。
まずは、これをしっかりと身につけていきましょう。
ドローインで鍛える筋肉 腹横筋(ふくおうきん)とは?
腹横筋は、脊椎下部(背骨の下)から始まり、包み込むように助骨、腹筋、骨盤に付着しています。
また、腹横筋は自然のコルセットの役割を果たしています。
コルセットを知らない方のために一応説明しておきます。みたことありますか?
こんなものです。
コルセットで腰全体を安定させることによって、お腹にある程度の圧迫力を与えることになり、
このことで腹腔圧が上がり、体の中から体を支え、腰椎にかかる負担を軽くしてくれます。
また、背中側を固定することで後に反りすぎるのをおさえてくれますので、腰全体にかかる負担も軽くなります。
骨盤にも圧力がかかりますので、仙腸関節を引き締めて、仙骨がグラつくことを抑えてくれます。
これらは、実は、人は自然に持っているものなんですが、それが、「腹横筋」なんですよね。
いつしか、腹横筋が弱っていて、うまく使うことができなくなってしまっていているんですね。
次のページでは「ドローイン」の仕方や腹横筋がなぜ弱ってしまうのかなどを説明していきたいと思います。
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